彼を知り己を知れば百戦殆うからず

こんにちは、ハドルビズの太田です。学生面談をして、就活が上手くいかない!という学生と話をして、気づいた事があったので書いてみます。

彼を知り己を知れば百戦殆うからず

孫子の兵法に『彼を知り己を知れば百戦殆うからず』という有名な言葉があります。簡単に言うと『敵を知り己を知っていれば百戦しても破れることはなく、敵を知らず己のみ知っているのでは五分五分で、敵を知らず己も知らないのでは戦うたびに必ず破れる』っという意味です。これを就職活動に置き換えて考えてみると、どうなるか?

企業・業界・人事を知り自分を理解していれば就活は上手くいく!

「企業・業界分析=敵を知る」「自己分析=自分を知る」という事に関しては、頑張っている学生は多いです。しかし、『人事を知る』という事まで考え行動した学生は少ないのではないかと感じます。説明会や交流の場で人事の意見を聞いている学生はいます。しかし、書店で『面接マニュアル』など人事担当者向けの本を読んだ学生はどれだけいるだろう。どんな事を考えながら面接を行っているのか?何を見ているのか?どんな人材を求めているのか?という人事の考えや心理を考えながら面接に臨んでみると上手くいく確率は上がるのではないでしょうか?

彼を知り己を知れば百戦危うからず(参考まで)

【原文 】

勝を知るに五あり。
戦うべきと戦うべかざるとを知る者は勝つ。
衆寡の用を識(し)る者は勝つ。
上下の欲を同じくする者は勝つ。
虞を以て不虞を待つ者は勝つ。
将の能にして君の御せざる者は勝つ。
此の五者は勝を知るの道なり。
故に曰わく、彼を知り己れを知れば、百戦して殆うからず。
彼を知らずして己れを知れば、一戦一負す。彼れを知らず己れを知らざれば、戦う毎に必ず殆うし。

【現代訳】

勝利を知るための条件が五つある。
戦ってよいときと戦うべきでないときをわきまえていれば勝つ。
兵力に応じた戦い方を知っていれば勝つ。
上下の人々が心を一つに合わせていれば勝つ。
万全の態勢を整えて油断している敵に当たれば勝つ。
将軍が有能で主君が将軍に干渉しなければ勝つ。
これら五つが勝利を得るための条件である。だから「敵を知り己を知っていれば百戦しても破れることはなく、敵を知らず己のみ知っているのでは五分五分で、敵を知らず己も知らないのでは戦うたびに必ず破れる」と言うのだ。

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